日本一のこうじの里とやま

豊かな⾃然に恵まれた
⽶どころ富⼭は
⽇本⼀のこうじの⾥です

立山から流れる清らかな水と気候風土に恵まれ、日本有数の米どころとして知られる富山。その美味しいお米を使った糀(こうじ)づくりも古くから伝統文化として栄えてきました。

富山は全国で一番
こうじ屋が多いまち

かつて富山市内には、こうじ屋は各校下に1、2軒以上はあり、時代の流れとともに減少した今でも富山県には、60軒ほどのお店が残っています。この数は、人口比で見ると全国で一番多いと言われています。美味しいお米や水に恵まれ、こうじづくりに適した環境であることや、こうじを使ったかぶら寿しなどの食文化が今なお息づいていることも、その理由の一つと言えるでしょう。

混じり気のない
清らかな雪どけ水

標高3,000m級の北アルプス・立山連峰の雪が溶け、急峻な地形を下って一気に富山湾に流れ込む清らかな水は、夏場も冷たく稲穂を豊かに潤してくれるため、美味しいこうじ・味噌づくりの源となっています。お米を蒸す時にも、クセがなく、素材の良さをそのままを活かすことができる純度の高い軟水は、富山のこうじづくりには欠かせないものなのです。

美味しい米があるから
質の高いこうじができる

こうじの素となる米、味噌をつくる時の大豆は、創業以来変わらず「富山県産」にこだわっています。北アルプスの湿原や森林地帯の豊富な栄養素を含んだ土が流れ着いた富山平野は、肥沃な大地として、質の高い米や大豆を育てる土壌が保たれています。全国有数の種もみ産地であり、水田率も全国1位を誇る富山は、優れたこうじをつくるには、最適な場所なのです。

気候風土がもたらした
この地独特の食文化

昔は豪雪地帯と言われた北陸・富山では、冬の保存食となる発酵食が盛んで、こうじの需要が高い地域でした。豊かな土壌で育った蕪、富山湾で獲れたブリをこうじで発酵させたかぶら寿司は、北陸独特の食文化として、今なお多くの人々に愛され続けている味です。こうじをたっぷりと使った甘酒は、「飲む点滴」と言われるほど栄養素が高く、近年またその人気が高まっています。